「たくさんの競輪選手の中で強い選手は誰?」
と思う方もいるでしょう。競輪では、強い選手を1人車券に絡めると、的中率がアップすることもあります。そのため、強い選手に注目しておくことをおすすめします。
とは言え、選手数が多い競輪選手のなかでどの選手が強いのか判断することは、初心者にとっては難しいですよね。
そこで今回は、いま強い競輪選手男子・女子選手をそれぞれご紹介します。
階級は7つに分かれる
競輪選手の階級は、レーサーの成績によって7つに分かれます。
競輪選手は2,000名以上とプロスポーツのなかでも選手人口が多いですが、全選手どこかのクラスに所属しています。
- S級S班:KEIRINグランプリ出場者9名が所属
- S級1班:約200名。S級S班選手に最も近く次のSS戦士を担う
- S級2班:約400名。下級になるA級戦で好成績をおさめ、昇格戦に勝った選手が所属するS級最初のクラス
- A級1班:約500名。A級の頂点に君臨するA級1班
- A級2班:約500名。競輪選手のスタートライン
- A級3班:約450名。新人と成績下位の選手が所属する一番始めの階級
- L級1班:約120名。発足当初はA級2班の位置づけ
選手の成績は、1月〜6月の前期と7月〜12月の後期に分けて評価点で判断。この評価点を基準に、年2回の昇級・昇班が行われます。
競輪選手の頂点「S級S班」
G1で優勝した選手や競輪祭終了時点での年間獲得賞金上位者など、最高の成績を収めたわずか9人だけが選ばれる「S級S班」。
条件を満たした上で審査を経て、S級S班への選出がされるため、トップ中のトップの選手のみが入れる特別ランクと言えます。
そして、強い選手は車券にも絡んできやすいです。的中率を上げる際は、ぜひS級S班の選手を1人入れてみてくださいね。
S級S班の選手は「赤パン」と呼ばれる赤地に星の入った特別なレーサーパンツを着用することができるので、レースでも見つけやすいですよ。
GPやG1で活躍する男子選手TOP5
それでは、GP(グランプリ)やG1で活躍する男子選手TOP5をご紹介します!
- 脇本 雄太
- 新田 祐大
- 松浦 悠士
- 佐藤 慎太郎
- 中川 誠一郎
1位:脇本 雄太
選手の中で最強の選手は、脇本 雄太選手でしょう。
高校から始めた自転車競技でわずか1年で国体・少年1kmタイムトライアルを優勝。高校卒業後、2008年7月に競輪デビューし、初勝利。
また、自転車競技にも取り組み、2014年にはアジア自転車競技選手権のケイリン優勝。2016年、リオデジャネイロオリンピック日本代表にも選ばれています。
そして、2017年12月トラックワールドカップ男子ケイリンで日本人14年ぶりの優勝の快挙を達成した最強の選手です。
- 氏名:脇本雄太(ワキモト ユウタ)
- 生年月日:1989年3月21日
- 種別:94期
- 級班:S級S班
- 出身:福井県
- ホームバンク:福井
- 得意な周長:400m
- 得意な競輪場:前橋
- 好きな食べ物:フルーツ全般、グミ
- 嫌いな食べ物:パクチー
2位:新田 祐大
男子最強選手、第2位は新田 祐大選手です。
高校時代に佐世保競輪場で開催された全国高等学校総合体育大会自転車競技大会(インターハイ)の1kmタイムトライアルで優勝。卒業後には、アジア自転車競技選手権大会ジュニア部門・スプリント2位と大活躍しています。
2012年にはロンドンオリンピック代表選手に選出され、8位の結果を残しました。
そして、2019年にUCIトラック世界選手権大会男子ケイリンで2位を獲得と世界で活躍する選手です。
- 氏名:新田 祐大(ニッタ ユウダイ)
- 生年月日:1986年1月25日
- 種別:90期
- 級班:S級S班
- 登録:014054
- 出身:福島県
- ホームバンク:いわき平
- 得意な周長:特になし
- 得意な競輪場:いわき平
- 好きな食べ物:甘いもの
- 嫌いな食べ物:苦いもの
3位:松浦 悠士
第3位は、広島勢初のS級S班入りを果たした松浦 悠士選手。中学まで水泳をしていたが、高校には水泳部がなかったため自転車部に所属。高校卒業と同時に、競輪学校に入学します。
朝日新聞社杯競輪祭2019では、優勝を手にしました。広島勢でG1を制覇したのは59年ぶりであり、中国地方を牽引する選手の一人と言えますね。
- 氏名:松浦 悠士(マツウラ ユウジ)
- 生年月日:1990年11月21日
- 種別:98期
- 級班:S級S班
- 登録:014681
- 出身:広島県
- ホームバンク:広島
- 得意な周長:特になし
- 得意な競輪場:富山
- 好きな食べ物:特になし
- 嫌いな食べ物:特になし
4位:佐藤 慎太郎
第4位は、KEIRINグランプリ2019優勝の佐藤 慎太郎選手。43歳1カ月での優勝は、歴代2位の高齢優勝記録でした。
KEIRINグランプリには初出場となった2003年〜2006年まで4年連続で出場。それを含め、GP・GIの決勝進出回数は19回に及びます。
その競走スタイルは、展開次第では大ギアを駆使した捲りを放つこともあるとか。大レースでは、常に安定した成績を残しています。
- 氏名:佐藤 慎太郎(サトウ シンタロウ)
- 生年月日:1976年11月7日
- 種別:78期
- 級班:S級S班
- 登録:013162
- 出身:福島県
- ホームバンク:いわき平競輪場
- 得意な周長:特になし
- 得意な競輪場:特になし
- 好きな食べ物:特になし
- 嫌いな食べ物:特になし
5位:中川 誠一郎
最強選手、最後は熊本の中川 誠一郎選手。
2008年8月15日、ホームバンクの熊本競輪場でデビューして、いきなり1着。そのままデビュー大会では、完全優勝する偉業を達成しています。
そして、G2ヤンググランプリに3年連続出場という中川選手だけが持つ記録を叩き出しています。
- 氏名:中川 誠一郎(ナカガワ セイイチロウ)
- 生年月日:1979年6月7日
- 種別:85期
- 級班:S級1班
- 登録:013745
- 出身:熊本県
- ホームバンク:熊本競輪場
- 得意な周長:特になし
- 得意な競輪場:特になし
- 好きな食べ物:寿司
- 嫌いな食べ物:トマト
女子選手TOP3
2019年2月1日現在、全部で119名が選手として登録されているガールズケイリン。
前職が元アスリートやモデルなど、さまざまな経歴の持ち主がいますが、女子選手の中で最強の選手TOP3をご紹介します。
- 児玉 碧衣
- 小林 優香
- 石井 貴子
1位:児玉 碧衣
女子のなかで最強の選手は、2019年の獲得賞金ランキング1位の児玉 碧衣選手。
2018年、2019年のガールズケイリンの賞金女王に輝きます。また、ガールズケイリンのファン投票では、3年連続1位になる人気ぶり。可愛さと実力を兼ね備えた注目選手ですね。
実は、小学校から高校までバレーボール一筋。高校卒業後にバレーを辞めたそうですが、母親に勧められて競輪選手を目指します。
- 氏名:児玉 碧衣(コダマ アオイ)
- 生年月日:1995年5月8日
- ニックネーム:あおい
- 級班所属、期別:2017年7月1日、108期
- 出身地:福岡県
- 血液型:O型
- 身長:168.6cm
- ホームバンク:久留米
- 直近4カ月の勝率(出走回数):84.2%(19回)
- 自転車競技歴:ガールズケイリングランプリ2019優勝
- 競走得点:57.94
- 好きな食べ物:寿司、牛タン
- 嫌いな食べ物:トマト、ブロッコリー
- 趣味:音楽を聴くこと
2位:小林 優香
強い女子選手、第2位は小林 優香選手。
競輪学校時代からその強さを見せ、女子生徒で初のゴールデンキャップを獲得しました。そして男女通じて、初となる3回連続での獲得。
選手としてデビューした後、初のレースで1着を獲得、22連勝の記録を作り出しました。
そしてデビューからわずか半年でガールズグランプリに出場する偉業を成し遂げています。
- 氏名:小林 優香(コバヤシ ユウカ)
- 生年月日:1994年1月8日
- ニックネーム:ユウカ
- 級班所属、期別:2017年7月1日 、106期
- 登録番号:015032
- 出身地:福岡県
- 血液型:A型
- 身長:164.0cm
- ホームバンク:久留米
- 直近4カ月の勝率(出走回数):75.0%(4回)
- 自転車競技歴:ガールズケイリンコレクション2019優勝
- 競走得点:61.25
- 好きな食べ物:トマト、ホルモン
- 嫌いな食べ物:パクチー
3位:石井 貴子
強い女子選手、第3位は石井 貴子選手です。
2013年10月に立川競輪場で行われた第68回国民体育大会のエキシビションレースにて、400m周長の日本記録を更新する56秒333をマーク。
また、トラックレース短距離女子エリート強化指定選手として指定され、日本ナショナルチーム入りを果たしました。
- 氏名:石井 貴子(イシイ タカコ)
- 生年月日:1990年2月17日
- ニックネーム:お貴さん
- 級班所属、期別:2017年7月1日、106期
- 登録番号:015023
- 出身地:千葉県
- 血液型:O型
- 身長:163.1cm
- ホームバンク:松戸
- 直近4カ月の勝率(出走回数):38.40%(13回)
- 自転車競技歴:2016年W杯(オランダ)ケイリン8位
- 競走得点:57.15
- 好きな食べ物:うなぎ、ヨーグルト、フルーツ
- 嫌いな食べ物:レバー
まとめ:強い選手を車券に絡めて的中率を上げよう!
今回は、GPやG1で活躍する男子選手と強い女子選手TOP3をご紹介しました。
〜男子選手TOP3〜
- 脇本 雄太:トラックワールドカップ男子ケイリン優勝
- 新田 祐大:UCIトラック世界選手権大会男子ケイリン2019で銀メダル獲得
- 松浦 悠士:朝日新聞社杯競輪祭2019優勝
- 佐藤 慎太郎:KEIRINグランプリ2019優勝
- 中川 誠一郎:2019年G1を2回制覇
〜女子選手TOP3〜
- 児玉 碧衣:2018、2019年獲得賞金ランキング1位
- 小林 優香:22連勝の記録を作り出す
- 石井 貴子:日本ナショナルチーム所属
もちろん競輪選手はこの他にもたくさんいますので、ぜひお気に入りの選手を見つけてみましょう。
そして強い選手を車券に絡め、予想を的中させてみてくださいね。